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レポート&コラム
2025/04/27
Z世代パワーで盛り上がった「循環フェス@名古屋」!!
大成功だった循環フェス@名古屋
4月19日(土)の「循環フェス@名古屋」は晴天に恵まれ、テレビ塔を望む会場は、様々な年代の人達や家族連れで賑わいました。主催の認定NPO法人中部リサイクル運動市民の会をはじめ、共催のKAWADA FEATHER、百五銀行、humanforum、愛知大学国際協力団体SEED有志や南山大学の学生有志たちが実行委員。彼らが打合せを重ねて創り上げた“名古屋で初開催の循環フェス”は大成功と言ってもいい出来でした。後援は名古屋市、豊明市、愛知県、中部地方環境事務所。
ユニークなブース、マルシェ、ステージが一堂に!
会場には、企業の展示ブース、高校生・大学生が盛り上げた学生ブース、安心で美味しい多様なマルシェのお店が並び、圧巻だったのが古着Market「¥0マーケット」!展示を手伝った理事・広瀬も目移りするくらい素敵な品が盛りだくさんで、これが全てリユースされたら・・・と未来を思い描きました。ステージでは、大学生のDJ、ファッションショー、企業や学生の対談など盛りだくさんのイベントを開催!
Z世代パワーの未来に期待!!
学生ブースでは高校生・大学生が循環活動をPRし、高校生が地域の食品会社とコラボ制作したお菓子も販売。古着Marketのブースには、じっくり見たくなるこだわりのキャラクターショップが並んだ。さらに、新たなファッション視点として注目していきたいのが「New Cycle Fashion」。試作品に身を包んで会場を闊歩する大学生達に出会い、思わず写メしてしまいました。これからに期待したい!!
衣類や食などの環境循環について考え、堂々と実践していくZ世代のパワーに感動したフェスタでした。
<取材をしました>
愛知商業高校 ユネスコクラブ
高校の屋上で養蜂活動をしていて、蜂蜜を使い地元の企業さん(青柳ういろう、くすむら等)とコラボしてお菓子作りをしています。SGD’Sでは劣化した自動車のシートベルトを20代女性向きのバッグに再生も。
(株)折兼
創業138年で、駅弁の木製折り箱から出発した食品包装の専門会社です。今回は、循環フェス@名古屋会場の飲食に使う容器「バガス」を提供。「バガス」は植物由来なので、分解しやすく色合いも優しい。先ずは“製品を正しく処分すること”が大事と考えています。
循環フェス座談会(取材の抜き書き)
参加4団体/認定NPO中部リサイクル運動市民の会、環境省デコ活応援隊、河田フェザー(株)、パタゴニア名古屋
<NPO中部リサイクル・永田>
1980年代から取り組んできたが、衣類は名古屋市で10%程度しかリユースされてない。我々だけでなく、みんなで取り組むべき課題。政府からの補助金も必要です。2022年に京都の循環フェスを見て感銘を受け、名古屋でもぜひ開催をと思い準備をしてきた。
<環境省デコ活応援隊・中村>
暮らしと地球環境の関係を課題として活動。私自身、思い入れのある服は捨てたくないしサスティナブルファッションを大事にしている。今後は、循環系団体がコンソーシアムを作り企業がサポートする体制作りも必要。
<河田フェザー(株)・河田>
モットーは「新しい生活を羽毛(生もう)」。食用カモ等の捨てられる部材の羽毛を、クリーンにしてリサイクルしている。まだまだ足りてないので集めている。今日も、皆さんの古くなった羽毛布団を集めているので、寄付してくださいね。
<パタゴニア名古屋・ひおき>
クライミングの道具作りから始めた会社。ほとんどの物が岩や土から生まれる。だから生産・使用・廃棄のサイクルの徹底がモットー。不要になったパタゴニア製品を買い取る「WORN WEAR」と言う活動をしていて、販売を通じてそれをスタッフが伝えている。
司会の井澤氏は「循環を常識にしていきたい」と結んだ。