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リユース&リサイクルシステムづくり

2018/11/09

「第13回 3R推進全国大会 in富山」へ行ってきました! レポート

10月12日(金)自然豊かな富山県富山市で開催されました、

第13回 3R推進全国大会へ行ってきました。

大会の前に、富山市エコタウン産業団地という場所にある、ゴミ・資源化処理施設を見学しました。

特に興味深かったのが食品リサイクルを行っている施設です。

食品廃棄物を企業や公共施設だけで無く、市民からも回収していること、市民が食品リサイクルに協力できる仕組みがあることに驚きました。回収された食品廃棄物の処理方法に関しては簡易的な説明になりますが、食品とその他のリサイクル出来ない物に分別→微生物によって分解→メタンガスを発生→近接の他会社に販売する等、基本的にはエコタウンの中で循環する仕組みを構築していることが素晴らしく感じました。

エコタウンでは一般の方でも見学が可能です。詳しくは、こちらのウェブサイトをご覧ください。

午後の大会では講演等を拝聴しました。こちらでも食品廃棄物のお話しがあり、富山市では「食品ロス ゼロ作戦」と題して、積極的に市民にPRしていました。こちらで知ってさらに感心したことが、市民が生ごみを出される際、生ごみBOXなるものを最初に捨てる市民の方が組み立てているということです。恐らくは面倒な作業かと思いますが、それでも実行している富山の方々の真面目さが窺えました。

また、パネルディスカッションでの話し合いでは、個人的に幾つか気になる言葉がありましたので、ここでお伝えしたいと思います。

【日本国民は0→1にすることは苦手。でも「みんながやっているよ」と言われるとやりたくなる。前例を作って展開していくことが大事】

【レジ袋有料化は「家庭にレジ袋がたまるのがもったいない」という主婦の目線から始まった。】

(なお実際にはマイバックの持参率は上がらず、1年間、3者(企・官・市民)で話し合い、少しずつレジ袋有料化に至ったというお話しがありました。)

【環境問題は家庭から。日常の家庭の会話の中で問題について話し合う機会を】

【これからはパートナーシップ、つながる力が大切になる】

【問題を両者で共有出来れば、課題解決のアイデアを出し合える】

これらを聴いていますと、レジ袋有料化等、今現在は大きな仕組みになっていることも、とても小さな一歩から始まり、時間をかけて多くの人々を巻き込んだ結果なのだと感じると共に、その小さな一歩が、とても重要なことなのだと感じました。

食べられるのに捨てられる「食品ロス」の問題は、中部リサイクル運動市民の会でも今後関わりたいテーマでもありますので、食品リサイクルという大きな仕組み作りはすぐにはできませんが、一人一人の声を集めたり、例えばサルベージパーティ(家庭内の不要になった食材を持ち寄り・調理して行うパーティのこと)のイベントを開催する等、出来ることから少しずつ、始めていきたいと思います。(報告:首藤)

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