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2014年8月1日 (金)

JICA研修「総合的な廃棄物管理」

ゴミ組成調査の様子昨年度に引き続き、JICA (ジャイカ・独立行政法人国際協力機構) の研修「総合的な廃棄物管理」の企画・運営を行いました。
研修は6月23日 (月) にスタートし、本日の閉講式をもって全てのプログラムが終了しました。この研修にはアジアやアフリカ等の発展途上国8ヶ国から選抜された13名の行政官が参加し、プログラムは全て英語で行われました。約40日間にわたるプログラムでは、ごみ処理に関する様々な講義を受講したり、3Rの先進事例 (徳島県上勝町) や不法投棄事件の現場 (香川県豊島) を視察したりしました。

途上国では、収集体制の未整備、オープンダンピング (野積み)、不法投棄等の問題を抱えている地域が多く、ほとんどの国に焼却施設はありません。また、ごみ処理を税金ではなく手数料で行っている国では、ごみ処理手数料の不払いの問題もあります。

豊島ではテレビ局からの取材もプログラムを立案する際には、現在の日本のごみ処理の良い点ばかりを伝えるのではなく日本のごみ処理行政の試行錯誤の歴史を伝えること、焼却主義や費用負担面の課題等についても触れること、日本の事例を真似するのではなく自国の課題解決の方策を自分たち自身で考えてもらうことなどに気を配りました。

修了式での記念撮影一番印象に残ったのは、彼らのやる気とチームワークの良さ。彼らは自国の廃棄物行政の将来を背負って立つ立場にありますので、どの講義でもどこに視察に行ってもたくさんの質問をしました。彼らのやる気に触発されてか、講師の方々もとても熱心にレクチャーしていただけました。また、英語が母国語でない研修生もいましたが、研修生同士で助け合いながら最後までプログラムをやり遂げました。

今後も中部リサイクル運動市民の会では、JICA研修を通じて、アジアの廃棄物処理や3Rの仕組みづくりに貢献していければと考えています。

(報告 / 和喜田 )