HOME > 製紙会社による古紙配合率の偽装問題について

製紙会社による古紙配合率の偽装問題について

2008年1月23日

製紙会社による古紙配合率の偽装問題について

このたび、大手製紙会社から販売されている再生紙について、古紙配合率偽装が明らかになりました。これは長い間、リサイクル運動やグリーン購入に貢献してきた市民の信頼を裏切る問題であり、非常に残念でなりません。

この問題に関して、一部製紙会社の会見では、「古紙配合率を上げると品質を維持できない」という技術的な限界が原因であるかのような釈明がされています。
しかし、過剰な品質を求めなければ、現在では、古紙配合率を上げても機能面で十分な品質の紙を作ることは技術的に可能になっています。現に、当会が製紙メーカーと共同開発した新聞古紙100%・白色度60% (正確には59%) のコピー用紙「エコペーパー100」は、日常の使用に十分対応できる品質を備えています。

この問題は決して技術的な問題ではなく、製紙業界から正確な情報が発信されなかったために、再生紙に対し、高い白色度・過剰に高い品質・低コストを求めてしまった、製紙会社・企業・消費者・国等による社会構造に原因があると考えます。
今後は、製紙会社・企業・消費者・国等による対話を通じて、用途に応じた適切な品質 (白色度・古紙配合率・廃材や間伐材の利用等) を追求し、環境に配慮した紙製品が優先的に使用される仕組みを構築していくことが必要です。

一部の不祥事で、リサイクル運動や再生紙利用の広がりを止めるわけにはいきません。
当会は従来通り、環境配慮型の再生紙「エコペーパー100」の普及や啓発活動を通じて、リサイクル運動・グリーン購入の促進に取り組み、ひいては「地域循環型市民社会」の形成に貢献していきたいと考えております。ご理解・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。