MENU-メニュー
  • HOME
  • 今回はアフリカ! JICA研修「総合的な廃棄物管理」が終了しました。

レポート&コラム

2020/03/03

今回はアフリカ! JICA研修「総合的な廃棄物管理」が終了しました。

2020年1月17日から始まった、JICA研修「総合的な廃棄物管理」が2月20日に閉講式を迎え、アフリカ6ヵ国からの研修員6名が無事に修了しました。

今回の研修には、レソト、リベリア、ニジェール、南アフリカ共和国、スーダン、タンザニアから6名が参加しました。研修員はそれぞれの国や地域で廃棄物管理を担当している行政職員です。この研修の企画・運営は今回で5年目となります。

最初に日本の廃棄物管理の歴史や法体系を学んだ後、名古屋市のごみ処理施設や半田市クリーンセンター等を訪れ、行政によるごみ処理について学びました。もちろん今回も「ごみ組成調査」を実施。研修員全員で協力してごみ袋を開き、ごみの種類ごとの重さを調べました。

行政によるごみ処理だけでなく、民間企業によるリサイクル活動も見学。(株)中西では、障がいをもつ職員の皆さんが真剣に作業している姿に研修員たちは感心しきり。また、自動車のリサイクルを行っている(株)アビヅでは、車が短時間の間にバラバラに解体されている様子を見学し、そのスケールの大きさに驚いていました。アフリカでは廃タイヤのリサイクルが進んでおらず、特に問題になっているそうです。

 

 

 

研修後半には、関西地方に研修旅行にも出かけました。大阪では西淀川大気汚染公害に関するワークショップに参加し、公害の悲惨さ、環境管理の重要性についても学びました。

約1ヵ月の長い研修で、日本のごみ処理とリサイクルの素晴らしいところも、そうでないところも、十分に学んでいただけたと思います。自国に戻って、祖国のごみ処理のためにがんばってくださいね!
(レポーター/和喜田)

back top